さて今回は以前にフィルム価格高騰に抗う方法を書きましたが
それの続き
以前は撮れる枚数が少ないフィルムを倍
楽しむ為にハーフカメラを導入したり
現像をお店ではなく 自分でやってみようと試行錯誤してみたり
もちろん現在でも続けていますが それでも以前同様の枚数を
撮っているかといわれるとそうでもありません、、
というのもそのフィルム自体が手に入りづらくなったからです
期限切れを探しても以前のように安くなかったりします
転売ヤーによる価格設定もよく見ます。。
そんな中以前より視野に入れていた
映画用フィルム Kodak Vision3シリーズ
これをどうにか手に入れられないか探していたところ
とある海外通販で50フィート約12000円を発見し購入してみました。
海外からの購入のため届くのに数週間かかりましたが無事届き
早速10枚撮りを数本作製し試写!
映画用フィルム特有のレムジェット層があるが故に現像店に出せないため
自家現像必須になりますが 落とし方は対して難しくないので難なく現像
と言っても ECN2現像のところC41でやったり レムジェットをふき取り切れて
なかったりしますので まあ素人だとこんなものだろうという程度ですが
それでも いい色出ているように見えます
NIKON FA + Ai 35mm f2.8 Kodak Vision3 500T
Olympus PEN FT + F.Zuiko Auto S 38mm f1.8 Kodak Vision3 500T
如何でしょうか?
すべて MARIX カラー現像液で自家現像し 以前紹介したアマゾンから
間違って届いた Canon CanoScan 9000Fにてスキャンした画像です
ところどころ白い模様となって出ているのがレムジェット
これが完璧に落とせるようになったらより綺麗な画質となるでしょう
しかし 安く簡単にできるとはいえ 時間はかかりますし
現像するための準備もありますので モノクロほど気軽ではありません
それなりの根気が必要です
そしてフィルムの調達
今回海外通販で購入しましたが
YAHOOショップで普通にKodakから買うことができるのになぜワザワザ
割高な方法を取ったのかそれは下記理由から まずは高くても少量ロットで
試したかった為です
①ちゃんと現像ができて像が出るかわからない
②400フィートで約5万円
③100フィート用フィルムローダーに入れるためにどうにかして4等分する必要がある
50フィートの場合 36枚撮りフィルム約9本分作れますが
12000円を9本で割ると 1本 1333円
また 1本フィルムを作るのに必要なマージンは+6枚分必要として
50フィート丸々写真枚数にすると (36+6)×9=378枚ある事になります
小分けにすればするほどマージン分 損する事になりますが
もしもハーフカメラ用に18枚撮りばかり作りたい場合
378÷(18+6)=15.75 15本と端数となり
ハーフカメラ用18枚(実36枚)撮りフィルム
12000円÷15本として 1本 800円 と自家現像代200円弱
こう考えると ハーフカメラで36枚撮れて 現像データ化までして
約1000円に落ち着くのは結構アリではないでしょうか?
ちなみに400フィートの場合
100フィートで36枚撮り18本 1本にマージン+6枚として
(36+6)×18=756 の4倍で 3024枚あるとして
ハーフカメラ用 18枚(実36枚)撮りフィルム
3024÷(18+6)=126
50000円÷126本=397円 397円+200円弱として1本
現像データ化までやって600円弱となりますね これは困ったww
続く