フィルム価格高騰に抗う【②】

まとめて書くって事は 結構溜まってるんですね私w
次は 「初心者向けとは思えない」話

私が写真を撮るのを趣味にして 数年絶ちますが
都内のカメラ屋を巡回するのが 週末の楽しみ

でもあったり

その中でよく目にするのが 初心者向けフィルムカメラの紹介

コンパクトで構図だけ決めてシャッターを押すだけのカメラがよく紹介されている

中でもフィルムや現像代の高騰で一枚一枚が以前と比べて非常に緊張感を持つようになった今


一番勧められるのは ハーフカメラではないだろうか

昨年 Kodakから発売された EKTAR H35

これも発売当初 いろんなインフルエンサーによる紹介で
転売ヤーの餌食となり 必要な人に供給されない事態に、、

 

また 同じように

OlympusEEシリーズ

KonicaEYEシリーズ
Kyocera SAMURAIシリーズ

なんかも同時に市場価格が高騰し売れたようだが

今ではそんなこともなく 普通に供給が行き届いている
というか 中古市場に戻ってきている

これはもしや 初心者さんたちが一通り遊んで飽きて売られて戻ってきてませんか?

 

そこで思うのだが これらの脳死ハーフカメラは本当に初心者向けなのだろうか?

 

ゾーンフォーカス 明るい時間に被写界深度頼みで意図的にボカしたりは難しいし寄れない

そして露出はオート もしくは1/30縛り 

これは 旅行などで明るいところをパシャパシャ記録していくにはもってこいなんだが

なかなか思い通りの狙った写真は撮りにくい

そしてカラーフィルムが高級36枚撮りしかないこの御時世
倍撮れるのは撮り終えるまで大変じゃないだろうか

若年層がフィルムカメラで遊ぶ際 何を求めるだろう
これまでスマホで撮っていたなら暗いところでも撮れただろうし画質も良い

高いお金を出して揃えた カメラとフィルム そして現像にデータ化 お店で完動品を購入したら これだけで2万円弱だろう

これまでスマホで撮ってきた彼らが

ここまでやって上がってきた写真はハーフとは思えない写り
でもフルよりは鮮明ではないし フィルムの質感以外に得られるモノは少なく

更に被写界深度の深い写真かピンボケ写真を連発してたら萎えませんかねぇ?

 

初心者がフィルムカメラで得られる感動は大きなものであってほしい
そう考える私としてはとてもお勧めはできない

 

むしろ幾つもフィルムカメラを所有する玄人向けだと思います

 

もしハーフカメラを買うなら  Olympus PEN Fシリーズ一択だと思います

レンズ交換式で画角を変えて嗜み
一眼レフをマニュアル操作で ピントと被写界深度を理解し
F値とSSで露出を覚える 質感も高く シャッター音もでかい

ハーフカメラでも露出や画角・ピント位置を変えたりで
たくさん撮る意味が出てくるし デザインもサイズも申し分ないというか最高

要するにレンズ交換式一眼で超小型ハーフカメラなんですから
今の時代にばっちり合ってますよね

そうここまで来たら フィルムなんです、、、、つづく